micro:bitで気圧の変化を調べてみよう 3

データをためて、体調と気圧を重ねてみた

micro:bitとBME280で気圧を記録しながら、自分の体調や気分も一緒に記録してきました。今回は、約11日間たまったデータを使って、「気圧の変化と体調に何か関係は見えるのか?」を実際に眺めてみます。

※今回の目的は「原因を証明すること」ではなく、自分のデータから“どんな見方をすると面白そうか”を探すことです。

1. 約11日間、5分ごとに気圧を記録

今回使ったデータは、2026年8月25日8:05から9月5日21:25まで。micro:bitでは約5分ごとに気圧を記録し、合計3,317点の気圧データがたまりました。

それとは別に、起きている時間を中心に「今の体調」を記録。体調記録は62回になりました。

  • 体調0:問題なし
  • 体調1:少し気になる
  • 体調2:はっきり感じる
  • 体調3:つらい

さらに途中から、気分を0〜3で記録し、「仕事ストレス」「昼食後」「飲酒」「マッサージ後」など、そのときの状況も短くメモするようにしました。

2. まずは、気圧と体調を同じグラフにしてみる

数字の表だけでは分かりにくいので、気圧の線の上に体調記録を重ねました。丸・四角・三角・×の印が、その時刻の体調です。

8/25〜9/5の気圧と体調記録

こうして見ると、気圧が大きく下がった谷の近くで体調2が出ている場面がある一方、気圧が上がっている途中にも体調2が出ています。体調3の記録も、「気圧が下がっている最中」ではなく、下がったあとに上昇へ転じた付近でした。

※「気圧が低い=不調」「下がる=不調」という一方向の説明だけでは足りなさそうです。

3. 3時間・6時間・12時間前と比べてみた

以前は「3時間でどれくらい気圧が変わったか」を中心に見ていました。今回は、実際の日時と気圧から3時間・6時間・12時間前との差を計算し直し、体調別に平均しました。

体調回数3時間6時間12時間
025+0.20 hPa+0.64 hPa+0.63 hPa
123-0.12 hPa-0.12 hPa-0.36 hPa
213+0.09 hPa-0.19 hPa-0.41 hPa
31+0.59 hPa+2.94 hPa+1.29 hPa

体調0では12時間変化がプラス、体調1・2では平均するとマイナスになりました。ただし、体調2でも上昇局面で記録された日があり、単純に「12時間下がったら不調」と決められるわけではありません。体調3はまだ1回だけなので、傾向として扱うにはデータ不足です。

4. 「下がった量」だけではなさそう

今回いちばん面白かったのは、データが増えるほど単純な答えではなくなってきたことでした。

たとえば9月5日は気圧が上昇している時間帯にも体調2を記録しています。9月4日の体調3も、気圧が下がり続けている場面ではありませんでした。

そこで、これからは次のような見方も必要そうだと考えています。

  • 下降型:数時間〜半日かけて下がるとき
  • 上昇型:低下後などに大きく上がるとき
  • 反転型:下降→上昇、上昇→下降と方向が変わるとき
  • 別要因型:睡眠、疲労、ストレス、食事、飲酒などの影響が考えられるとき

別要因系についてはかなり難しいですね。。。

これから台風などで気圧が大きく動く時期は、変化を観察するチャンスでもあります。予定した時刻の記録に加えて、「何か感じた瞬間」にも体調を残し、症状の種類も短くメモしてみます。気圧が下がる前、下がっている最中、底を打ったとき、上がり始めたとき。自分の体はどこで反応するのか。しばらく観察を続けていきたいと思います。